
部屋を暗くして子どもと一緒に横になっているけど、部屋中を動き回ったりするから寝かしつけに1時間くらいかかる……。



寝かしつけが終わってから自分時間を楽しみたいのに、寝かしつけに時間がかかって、結局自分も一緒に寝落ちてしまう……。



寝るのがイヤなのか寝室に行こうとしない。「寝ようよ」と声をかけても「まだ遊びたい!」と言って、ママの言うことを聞いてくれない……。
などなど、1~3歳ごろのお子さんの寝かしつけに日々苦戦されている方はたくさんいらっしゃると思います。
わが家の子どもも同じでした。
育児の中でも寝かしつけが一番大変で、苦労していました。
少しでも早く子どもが寝てくれるように、下にあげたような寝かしつけ対策を調べて、いろいろと実践していたのですが、なかなか上手くいきませんでした。
- 就寝前から部屋の明るさを調整(暗めに)する
- お風呂から上がって30~1時間後に就寝できるように時間管理
- 寝室で今日一日の楽しかったことを話す
- 寝室で絵本を何冊か読む
- 寝る前には子どもが興奮する遊びはしない
寝かしつけに時間がかかると、子ども自身の睡眠時間が短くなってしまうので、子どもが日中に不安定になったり、だるそうにしたりするんですよね……。
わが家は、夫も私もリモートワークを活用しながら働いているのですが、夫婦ともに出勤する日はどうしても起床時間が早くなり、子どももほぼ同じ時刻に起きるので、子どもの睡眠時間が短くなってしまうんです。
「前日の就寝時間が遅くなると、睡眠時間も短くなってしまい、日中の子どもの活動に影響が出てしまう」それを考えるのが、とてもストレスでした。
2歳児の理想の睡眠時間は11~14時間といわれています。
保育園で2時間お昼寝をしてくれることを加味して、夜間の睡眠時間を少なくとも10時間は確保したい。
普段は21時ごろに就寝して、7時ごろに起きるので、10時間程度は睡眠時間を確保できていますが、夫婦ともに出勤する日は起床が6時になるので、21時就寝だと9時間しか眠ることができません。
週1くらいだと「まぁいいか」と思えるのですが、それが週2~3日となると子どもにとっても負担になるもの。
睡眠時間が短いことを保育園の連絡帳にも記入して先生と連携するようにしていましたが、「いつもより眠そうにしていました」とか「ちょっと元気がなさそうでした」と連絡帳に書かれていると、母としては気持ちも落ちてしまいます。
子どもだけでなく、寝かしつけ後の家事が滞ったり、ママやパパの睡眠時間や自分時間が減ってしまって、イライラしてしまうこともありますし……。
そんな、寝かしつけに対して八方塞がりだった私が、わらにもすがる思いで頼ったのが「Astrum」という寝かしつけプロジェクターでした。


- Astrum(アストラム)を実際に使ってみた結果
- 寝かしつけのルーティンにどう組み込んだのか
- 使用して分かったメリット・デメリット
- Astrum(アストラム)を導入するのがオススメのご家庭
この記事では、Astrum(アストラム)を使ってみたレビューを本音で語っていきたいと思います。


Astrum(アストラム)ってどんなプロジェクター?
Astrum(アストラム)の基本情報は以下のとおりです。


商品名 | Astrum(アストラム) |
価格 | 49,980円(税込) |
発売日 | 2024年3月29日 |
販売会社 | RISU Japan 株式会社 |
対象年齢 | 1歳後半以上(1歳~5歳) |
取り扱い場所 | インターネット(Amazon、楽天) |
コンテンツ数 | 102本のオリジナルコンテンツ搭載 |
付属品 | 本体、リモコン、USBメモリ、取扱説明書、保証書、電源ケーブル |
本体電源 | コンセント(内臓バッテリーなし) |
サイズ | 100.8×100.8×188mm |
重量 | 0.7kg |
解像度 | 1280×720ピクセル |
投影距離 | 0.8〜4m |
映像データの供給方法 | 専用USBメモリに収録された動画を本体にさして視聴 |
外部接続端子・機能 | ・Bluetooth ・音声出力端子(イヤホンジャック) ・Androidモード |
タイマー機能 | 3段階(5分、10分、15分) |
保証期間 | 購入後6ヶ月 |
Astrum(アストラム)は子どもの寝かしつけ用プロジェクターです。
寝かしつけのプロジェクターは、他社製品からもいろいろと発売されていますが、Astrum(アストラム)は「子どもがワクワクしながら眠りにつけるプロジェクター」として話題になっている商品。
というのも、寝かしつけ・知育用の映像が102種類も搭載されていて、ゆったりとした音楽やナレーションなので、子どもがリラックスして入眠することができます。
お値段は可愛くないので即決できないかもしれませんが、子どもの寝かしつけとして活用するだけでなく、Androidユーザーであれば、大人もYouTubeやAmazon Prime、Netflixなどの映像を楽しむことができます。
単なる子ども用の寝かしつけおもちゃではなく、大人も十分に満足できる解像度を担保したプロジェクターです。
わが家の「寝かしつけルーティン」へのAstrumの組み込み方
わが家ではこれまで、
夕食→お風呂→歯磨き→(寝室へ移動して寝かしつけ)絵本の読み聞かせ→就寝
という流れで寝かしつけをしていました。
そもそも「寝ない!」と言って子どもがなかなか寝室へ行ってくれないこともありましたし、絵本の読み聞かせが終わってから眠りにつくまでに30分~1時間ほど費やすこともありました。
Astrumを導入してからは、
夕食→お風呂→歯磨き→(寝室へ移動して寝かしつけ)Astrum→就寝
というルーティンに変更しました。
リビングから寝室へ行くときに「おやすみプロジェクターつける?」と子どもに声かけすると「うん!」と自ら寝室へ行ってくれるようになったので、寝室へ行くまでの時間を削減できています。
プロジェクターをつけてから就寝までですが、うちの子どもは「プロジェクターをつけたまま寝る」ということはほとんどありません。
「うた」や「クラシック」「ずかん」など、その日の気分で選んだコンテンツを楽しんでから、電源を切って、ねんねする、という流れで寝かしつけをしています。


以前は、絵本を読み聞かせた後に部屋を暗くすると「寝られない」としばらくグズグズしたり、部屋中を動き回ったりしていましたが、Astrumを導入してからは、コンテンツを楽しんだあとに電気を消すと、数分で眠りにつくようになりました。
寝かしつけがスムーズになったのは、部屋を暗くした状態でコンテンツを楽しんでいるので、子ども自身がリラックスモードに入れていることや、寝室に来たら「寝なければいけない」と強制されることなく、自分の好きな映像を見て楽しめるので、子ども自身が満たされるからなのかな?と感じています。
Astrum(アストラム)を実際に使ってみてどうだった?
Astrum(アストラム)を実際に使ってみた感想をママ目線と子どもの反応にわけてお伝えしますね。
ママの「寝かしつけストレス」が軽減できた!
何より私自身の寝かしつけのストレスが軽減された!というのが大きいです。
これまでは「子どもの睡眠時間が短くなってしまう」「寝かしつけ後の家事が滞ってしまう」とマイナスなことばかり考えてしまい、寝かしつけの時間をポジティブにとらえることができていませんでした。
子どもに絵本の読み聞かせをする時間も大切にしているので、就寝前に何冊も絵本を読むこともあるのですが、たくさん絵本を読んだからといって子どもは寝てくれるわけではありません。
「もう一回読んで!」「今後はこの絵本を読んで!」と言われるとイライラしてしまうこともありました。
でもAstrumを取り入れてからは、子どもとのふれあいの時間を私自身が楽しめるようになりました。
親の負担は軽くなりますし、子どもの隣で一緒にうたったり、映像をみながら「〇〇だね」とお話しするだけでも、ゆったりと笑顔で過ごせるんです。


それに寝かしつけ専用のプロジェクターだと、子どもがハマってくれなかったときに「もったいない買い物をしてしまった」と落ち込むかもしれませんが、Astrumは、AndroidユーザーであればYouTubeやAmazon Primeなどの動画を投影して楽しむことができます。


一般的な子ども用プロジェクターだと解像度が低く、大人は満足できないことが多いですが、Astrumは映像解像度が1280×720もあるので、大人が観ても満足できますよ。
こちらは「子犬のワルツ」の映像に出てくるワンちゃんなのですが、めちゃくちゃ画質がキレイですよね。


子どもは「おやすみ」がスムーズに言えるように!
これまでは「歯磨きしない」「寝に上がらない」「寝ない」と就寝前にグズグズになったり、駄々をこねることが多かったのですが、Astrumを導入してからは「パパおやすみ~♪」と軽快に寝室まで移動できるようになりました。



今はねんねはママとじゃなきゃイヤ!という感じの娘ですが、これを機にパパともねんねしてほしいと願う私です。
導入初日こそ「何これ?」と興奮気味でしたが、3日目ごろからは次第に慣れてきて「おやすみの映像見たい!」と言い始めました。
わが家の子どもはまだ2歳で、英語にはほとんど触れさせていないのですが、英語のコンテンツにも興味があるようです。
英語を学ばせるつもりはありませんでしたが、自分から興味をもってくれるのであれば、興味関心をさらに深めてあげられるようなことができたらいいなと思っています。
もう少し大きくなったら「さんすう」や「えいご」といったコンテンツにも取り組んでいけるかなと思います。
Astrum(アストラム)を導入してよかった点
ここまでお話ししたこと以外にも、Astrumを導入してよかったことがいくつかありますのでご紹介していきますね。
1 寝かしつけのストレスが軽くなった
これは先ほどもお話ししましたが、とにかく寝かしつけがラクになりました。
「21時までに子どもを寝かせなければならない!」と私自身気負っていた部分もあったのですが、Astrumを導入してからは基本的に寝かしつけはお任せ。
私は子どもの隣で一緒に映像を見たり、たまに子どもに声かけする程度なので、余裕をもって子どもに接することができるようになった気がします。
2 高画質なので子どもから大人まで楽しめる
子どもの寝かしつけプロジェクターは他社からもいくつか発売されていますが、あくまで子ども用なんですよね。
寝かしつけ用の「絵本」や「うた」といった専用のコンテンツしか見れないので「おもちゃ」としてとらえる方が多いと思います。
しかしAstrumは、Androidユーザーであれば、高解像度(高画質)でYouTubeやNetflixなどのコンテンツを楽しむことができます。
一般的な小型のプロジェクターとして、おうち映画を楽しむことも可能です。
3 タイマー機能がついているので寝落ちても安心
子どもの寝かしつけをしているとついついママも寝落ちてしまって、気づいたら明け方だったという経験がある方も多いのではないでしょうか?
プロジェクターをつけっぱなしで寝てしまうのは少々不安ですが、Astrumはタイマー機能が搭載されているので、寝落ちてしまっても安心です。
4 インテリアになじむデザインでオシャレ
子ども用の寝かしつけプロジェクターというと「おもちゃ」なので、子どもが好むようなデザインのものが多いですが、Astrumはスタイリッシュでオシャレなので、シンプルな部屋にもなじみます。
絵柄もなくカラーはホワイト、形も円筒で、寝室に置いておいても違和感がありません。
5 学習コンテンツとして活用できる
うた・クラシックといった音楽コンテンツはもちろん「さんすう」「えいご」「ずかん」などのコンテンツも搭載されているので、学習コンテンツとして活用することができます。
2歳の娘に「ずかん」の映像を見せると、「これは赤色~」と言ったり「ライオン!」と動物の名前を答えていました。
知育要素もあって、子どもが楽しみながら学べるのはとても良いと思います。


Astrum(アストラム)を使ってみて感じた注意点
一方でデメリットもいくつかあるのでチェックしておきましょう。
1 iPhoneユーザーはミラーリング非対応(Astrumモードのみ)
残念ながらiPhoneユーザーはミラーリングできないので、Astrumモード(子ども向けのコンテンツ)を楽しむことしかできません。
そのため、AstrumはAndroidユーザーにオススメですが、iPhoneを使用している場合にも102本のコンテンツを楽しむことはできますので、お子さんのためにたくさん使ってあげましょう。
2 長時間使用すると本体が熱くなってしまう
寝かしつけに使用する場合は、数十分なので問題ないかと思いますが、長時間映画や動画コンテンツを使用する場合には、本体に熱がこもってしまうことがあるので注意が必要です。
3 お値段がかわいくない
Astrumは49,980円とほぼ5万円するので、購入を即決することはできませんよね。
ただ仮に1歳半から5歳までの期間(約3.5年)使用すると考えると、49,980円÷3.5年(1,277日)=39円となります。
1日あたり39円と考えると安くないですか?1ヶ月で換算すると1,170円です。
月々1,100円ほどで日々の寝かしつけのストレスが軽減されたり、大人も映画を観れたり、知育効果もあると考えると、非常にお得なアイテムだと思います。
4 タイマーは5分・10分・15分の3種類のみ
タイマー機能があるのはメリットでもあるのですが、5分・10分・15分の3種類のみと選択肢が少なく、短いのには注意が必要です。
わが家の場合は、Astrumのみで寝かしつけが完了するわけでなく、Astrumで動画コンテンツを楽しんだうえで、電源を消して寝るという流れなので、タイマー機能を利用することはほとんどありません。
わが家のような使い方をする場合にはまったく問題ないのですが、タイマー機能をつけた状態で寝かしつける場合には、タイマー時間が短いので寝られなかったとなってしまう可能性があります。
Astrum(アストラム)をオススメしたいご家庭
Astrum(アストラム)の購入をオススメしたいのはこんなママです。
- 子どもの寝かしつけに毎日苦労して疲れているママ
- 絵本の読み聞かせの代わりになるアイテムを探しているママ
- 寝かしつけと同時に知育も取り入れたいと考えるママ
- 家族の誰かがiPhoneではなくAndroidを使っている
- 子どもがリラックスして感覚的に眠れる環境をつくりたいと考えるママ
子どもの毎日の寝かしつけってほんとに苦戦しますし、親も神経をすり減らすことがありますよね。
とくにワンオペで寝かしつけまで完了させなければならないというご家庭は大変だと思います。
日々子どもと向き合いながら、頑張るママさんにぜひ取り入れていただきたいです。
まとめ
Astrum(アストラム)の寝かしつけプロジェクターは、高価な商品ではありますが、子どもの寝かしつけのストレスが軽減され、知育効果も得られるので十分な価値があるアイテムだと思います。
「寝かしつけの時間がしんどい」と感じているママにこそ、子どもが「寝る時間が楽しみになる」習慣づくりのために使ってほしいです。



