
ゴールデンウィークやお盆休み、年末年始などの長期休みに、ゆっくり過ごせたのはいつだったっけ?



休日にのんびり過ごせたのが何年前だったか思い出せない……。
このように、長期休暇はもちろん、週末などの休日に、自由にのんびり過ごしていたのがいつだったのか思い出せないママやパパも多いのではないでしょうか。



わが家には2歳の娘とと0歳の息子がいるので、仕事が休みの日だって親に休みはありません……!
長期休暇や週末などのお休みの期間は、家族で過ごす大切な時間でもありますが、親にとっては「疲れる時間」になることもありますよね。
子どものイヤイヤが続いて、「イヤ!」「やだ!」「それしない!」のオンパレードだったり、癇癪が落ち着いたかと思えば、「ママ見て!」「ママ一緒にあそぼう!」「これなぁに?」の質問攻めが止まらなくなったり……。
子どもからの攻撃(笑)が休み中ずっと続くわけですから、疲れるのも無理はありません。



わが家も2歳児のイヤイヤ期+なぜなぜ期がきているので、娘の対応をするのは大変です。
平日に保育園で過ごしているように、お歌をうたったり、絵本を読んだり、朝のおやつを食べさせたり、外遊びをしたり、自宅でもそんな風に過ごせたら良いですが、さすがに保育園と同じような過ごし方をするのは難しいですよね。



子どもと一緒に遊んであげられるのであれば、それが一番良いなんて分かってるけど、家事をこなしながら子どものお世話をするのは大変!



家事をしている数十分の間、子どもに一人で遊んでもらいたい。でも、テレビやYouTubeばかり見せるのはいやだ!
そんなふうに悩んでいるママも多いと思います。
わが家も同じでした。
わが家では、「私が家事をしている20~30分の間、ひとりで遊んでくれないだろうか?」と2歳の娘にいろんなおもちゃを渡してみたり、あそびを教えたりしてきました。
結果として、娘がひとりで遊んでくれるようになったのですが、すべてのおもちゃや遊びが効果的だったわけではありません。
そこで今回は、わが家でうまくいった、現在も実践している2歳児のひとりあそびの方法をご紹介したいと思います。
ただ、長時間子どもを一人で遊ばせるのは難しいと思いますので、家事の合間に声をかけたり、時には手を止めてお子さんと一緒に遊んであげてくださいね。
2歳児にひとり遊びをさせる時の3つのポイント
まず、2歳の子どもに一人遊びをさせるときには以下の3つのポイントがあります。
このポイントが守れていない場合、あそびにすぐ飽きてしまったり、達成感が得られずに途中で投げ出してしまったりするので、日頃からお子さんの様子を見守りながら、どんな遊びが合っているのかを見定めましょう。
- 子どもの発達に合った遊びを選ぶ
- 五感を刺激するおもちゃを選ぶ
- 少しずつ遊びをステップアップさせる
1 子どもの発達に合った遊びを選ぶ


子どもの発達にあわせたおもちゃを選ぶことは非常に重要です。
たとえば、0歳の赤ちゃんに積み木を渡しても、なめたりかじることはできますが、積み木を積み上げたり、お城をつくってみたりすることはできませんよね。
おもちゃやあそびには、多少の差はあるものの適した年齢があるので、お子さんの発達に合っているおもちゃ・あそびを選ぶことが大切です。
2歳ごろになると、手指を器用に使えるようになってくる子が多いので、ブロックや積み木で遊ばせてみるとよいと思います。
手先を使うのが少し苦手……というお子さんには、掴みやすい板パズルだったり、楽器などのおもちゃを渡してみても良いかもしれません。
保育園に通っている場合には、普段どんなおもちゃでよく遊んでいるのかを保育士さんに聞いてみるのも良いと思います。
日頃からどんなおもちゃが好きなのかを観察しながら、子どもの発達に合わせたおもちゃ・遊び選びをしましょう。



わが家の娘は手先が器用で、2歳2ヶ月の頃からボタンが留められるほど。ブロックや積み木はもちろん、パズルも大好きです。
2 五感を刺激するおもちゃを選ぶ


五感とは、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の5つの感覚のこと。これらの感覚によって、外界の状態を認識する。
goo辞書より。
おもちゃやあそびで取り入れられるのは「視覚」「聴覚」「触覚」の3つかなと思いますが、なかでも楽器のおもちゃは「聴覚」が刺激されるのはもちろん、楽器をさわることで「触覚」が刺激されるのでオススメです。



わが家には楽器のおもちゃがたくさんあります!
ピアノは簡易的なものではありますが「すてきなピアノえほんDX(たまひよ楽器あそび絵本)」があったり、ボーネルンドの木琴があったり、アンパンマンの太鼓があったり……。
2歳の娘は楽器のおもちゃであそんでいる間は静かに集中して遊んでいることが多いです。



ピアノや木琴の音は部屋中に響いていますが……!
ひとり遊びに集中してくれていると「ママ~来て~!」と呼ばれる心配がないので、私は夕食の準備をしたり、食器を洗ったり、洗濯ものをたたんだり、家事に集中することができるので助かっています。
3 少しずつ遊びをステップアップさせる


お子さんがひとり遊びに慣れてきたら、徐々に遊びをステップアップさせていくとよいと思います。
というのも、ずっと同じ遊びをしていると子どもも飽きてきてしまうので、たとえばシール貼りをしていたのであれば、シールの大きさを少し小さいものにかえてみたり、パズルあそびの場合であれば、板パズルから紙パズルにかえてみたり、お子さんのことを見守りながら少しずつステップアップしていきましょう。



最近、手先が器用になってきたからブロックあそびやビジーボードを取り入れてみよう!



集中力がついてきたから、パズルのピースを増やしてみよう!
このように、スモールステップで、お子さんのことを観察しながら遊びを発展させたり、新たな遊びを取り入れてみたいですね。
2歳の子どもにオススメしたいひとり遊び
では、わが家の2歳児が実際にハマっていて、あそびに集中してくれるので「家事がはかどるな~!」と感じている遊びやおもちゃをご紹介します。
1 ピアノや木琴などの「楽器あそび」


先ほどもお話ししましたが、ピアノや木琴などの楽器はひとり遊びに最適だと思います。
わが家の娘は、ピアノを弾いたり、木琴をたたいたりして遊んでいます。
理想はきれいな音の出るピアノではありますが、わが家にあるピアノえほんは、いろんな童謡やクラシック曲をかけることができるので、子どもが童謡を流していたら、私も一緒にうたっています。
曲を演奏することは難しいですが、歌えるおうたのレパートリーは増えてくる頃だと思うので、ママが口ずさんであげるだけでも、一緒に遊んでいる感じがして良いと思いますよ。
2 こねこねするのが楽しい「粘土あそび」


「粘土あそびは部屋が汚れるからイヤ……」という方もいるかもしれませんが、粘土だと砂遊びとは違ってさほど部屋が汚れることはありませんし、月齢が上がっていくにつれて、汚さずに遊べるようになってきます。



ただ、わが家には1歳未満の子どももいて、誤飲の恐れがあるので、ひとり遊びとして取り入れるというよりも、親が横について見守っています。
インターネットや100円ショップでも安く簡単に手に入るので、取り入れやすいあそびの一つです。
- 手指の発達が促されることで、感覚機能が養われる!
- いろんな形のものを作りかえることで、創造性が育まれる!
- 集中してあそぶので、情緒が安定する!
月齢の低いお子さんがいないご家庭でぜひ取り入れてほしいあそびです。
3 ぺったんと貼ったりはがしたりする「シールあそび」


部屋が散らかることがなく、子どもが集中して取り組んでくれるシールあそびは、ママにとってもありがたいあそびのひとつだと思います。
2歳ごろから手先がどんどん器用になってくるので、シールを貼ったり剥がしたりする作業がとても楽しく感じられるでしょう。
- シールを貼ったりはがしたりすることで、手先が器用になる!
- どこにシールを貼るか考えながらあそぶので、想像力が養われる!
- シールを貼る作業をすることで、集中力がつく!
- 〇や△などの形を理解したり、色を認識できるようになる!
- 自分でできた!という達成感を味わうことで、自己効力感が養われる!
大人にとっては、単純な作業のように見えるかもしれませんが、子どもにとってシール貼りあそびとは、さまざまなメリットがあって効果は絶大です。
4 想像力や表現力を養う「お絵描きあそび」


お絵描きあそびには、想像力や表現力、色彩感覚を養う力などがつくといわれているので、ぜひお家で取り入れたいあそびの一つです。
ただ、子ども一人でお絵描きをさせると、「紙以外のテーブルや壁紙に描いてしまう……」という悲惨なことにもなりかねないので注意が必要です。
わが家では、ひとり遊びとして取り入れているのですが、横で見守っていることが多く、私が隣で読書したり、コーヒーを飲んだり、ちょっとほっこりしている間に、2歳の娘にお絵描きをしてあそんでもらっています。
- 大人の目が届く範囲で遊ばせるようにしましょう。
- テーブルに新聞紙などを敷いて、汚さないように気をつけましょう。
- にぎりやすい「太め」の色鉛筆やクレヨンを用意しましょう。
- 水で落とせるクレヨンだと、万が一汚したときにも安心です。
わが家では、何度も描いては消せる「お絵描きボード」も重宝しています。


5 空間認識能力を高める「ブロック・積み木あそび」


手先が使えるようになってきたら、ブロックや積み木で遊ばせるのもおすすめです。
ブロックや積み木あそびは、倒れないように積み木を重ねたり、いろんな形をつくろうと考えることで、集中力がつくのはもちろん、空間認識能力が養われるともいわれています。
わが家でよく遊んでいるのは学研の「ニューブロック」です。
赤ちゃんがなめたりかんだりしても、サッと洗うことができるので、低月齢の弟や妹がいるというご家庭でも安心です。
いろんな形や色のブロックがあるので、お好みのものを集めてみてはいかがでしょうか。
6 集中力をつけることができる「パズルあそび」


パズルあそびは、好きな子もいれば苦手な子もいるかもしれませんが、わが家の娘は2歳4ヶ月ごろからパズルにハマっていて、黙々とパズルで遊んでいます。
娘がパズルであそんでいる間に家事を終わらせることもよくあります。
パズルは小さなピースをはめていくので、手指の発達にも効果がありますし、パズルの場所を覚える記憶力や空間認識能力、ひとりでできた!という達成感を味わうことで自己効力感を養うことにもつながります。
娘は、パズルが出来上がったときに「ニコッ!」と私を見ることが多いのですが、このときの「ひとりでできた!」という誇らしげな表情をみるのが私はとても好きで、パズルというあそびで達成感を味わっているんだなと感じます。
はじめての場合は、2ピースとか4ピースの少ないピースのパズルからはじめるのがオススメです。
パズルはステップアップしていくあそびなので、いきなりピースの多いパズルに挑戦するのではなく、できるようになったら少しピースの数を増やしてみるというふうに、徐々に進めていくようにしましょう。
7 ごっこあそびの代名詞「おままごとあそび」


私の友人は「うちの子がおままごとでひとり遊びをしてくれるようになったのは3歳を過ぎてからだったよ」と話していたのですが、娘は2歳過ぎからひとりでおままごと遊びをしてくれるようになりました。



これも子どもによってできる・できないがあると思います。
わが家では、2歳の誕生日プレゼントにおままごとセットをプレゼントしたのですが、これが大当たりでその日から毎日必ずおままごとをして遊んでいます。
「ママご飯できたよ」「ママおかずつくって」と一緒に遊んで!と求めてくることもあるのですが、「これがパパので、これがママので、これが私の!」と言いながら一人で遊んでくれることもよくあります。
まとめ
2歳の子どもに一人遊びをさせるときのポイントは以下の3つでした。
- 子どもの発達に合った遊びを選ぶ
- 五感を刺激するおもちゃを選ぶ
- 少しずつ遊びをステップアップさせる
また、わが家の2歳児が現在進行形でハマっている「ひとり遊び」できるおもちゃ・あそびは以下の7つです。
- ピアノや木琴などの「楽器あそび」
- こねこねするのが楽しい「粘土あそび」
- ぺったんと貼ったりはがしたりする「シールあそび」
- 想像力や表現力を養う「お絵描きあそび」
- 空間認識能力を高める「ブロック・積み木あそび」
- 集中力をつけることができる「パズルあそび」
- ごっこあそびの代名詞「おままごとあそび」
毎日忙しくてママにはなかなかゆっくりする時間がないと思いますが、お子さんが少しでもひとり遊びをしてくれている間に家事がはかどったり、ちょっとコーヒーを飲んでほっこりする時間が増えますように。